笹の台団地11号棟

brocanteリノベーション

【brocante】ブロカントはフランス語で「古道具」などを意味する言葉。美しいガラクタ、という言葉が語源になっています。

ヨーロッパではものを愛し、長く大切に使うことが文化として根付いていますが、100年以上経ち美術的な価値があるとされる「アンティーク」とは違い、もっと身近で、触れて使いたくなるような古いもの、それがブロカントです。

マンション・戸建ても築年数が古くなれば、一般的に市場価値は下がります。ただ、長く大切にされるものには理由があり、ものを大切にすることは暮らしを大切にすること。

単に全てを新品に入れ替えるのではなく、長く使われることで温かみを帯びたものを引き継ぎながら、現代の暮らしに合わせたアンドホームズオリジナルのリノベーション、それがbrocanteシリーズです。

ご相談

中古の分譲団地を売却予定のお客様が、早期のご売却を検討されているので買取りができないかと、仲介業者さんよりご相談を受けました。

プロジェクト

物件査定、エリア調査などを行ったうえで仲介業者さんと契約条件を調整し、アンドホームズで買取りをさせていただきました。

小笹から坂を上った先に広がる、1970年代に分譲された大規模な団地。その中の11号棟が今回の物件です。

歩きに体力の必要な坂の多い周辺エリアにおいて、敷地内に駐車場が確保できず販売に苦戦している中古マンション物件が多い中、笹の台団地はその広大な敷地のおかげで駐車場の空もありました。しかも1台6,000円と安い。敷地の広さはそのまま生活のゆとりにもつながります。棟と棟の間隔が広く陽当りが良いのはもちろん、土地の起伏を活かした棟配置で低層階でも外からの視線があまり気になりません。

団地と聞いて敬遠しがちなエレベーター無しの条件も1階のお部屋なので関係ありません。むしろ足音など階下の部屋へ気を遣うお子さんがいる世帯には好条件になります。

室内は1975年(昭和50年)の新築時のものがそのまま残っており、現代の暮らしでは使いにくい水廻り設備は全て取替え。ただ、今では形が珍しい建具などは既存をつや消し塗装し、シャビ―な雰囲気を大切にしました。全体のデザインは、団地の暗いイメージを覆すため明るい色柄のクロスを効果的に配し、3部屋あった和室はすべてナチュラルな洋室に変更しました。

外観
玄関
アクセントクロス
リビング
ダイニングキッチン
ダイニング
ダイニング
バルコニーからの眺望
建具
建具

販売

リノベーション工事完成後、家具などを設置しステージングを行ったうえで販売活動を開始しました。オープンハウスには購入希望者以外にも、住民の方でリノベーションにご興味のある方も多数ご来場いただけました。ご内覧数組目でお申込みをいただき、ご成約となりました。

物件概要

所在地:福岡市城南区長尾2-26-11

交通:西鉄バス小笹二丁目停 徒歩約5分

面積:88.97㎡

築年月:1975年(昭和50年)2月

構造:鉄筋コンクリート造5階建1階部分

企画/デザイン/販売:アンドホームズ株式会社

施工:株式会社若杉建設

Fudousan Plugin Ver.5.8.1